「会社員時代の経験を活かしたい」と思ったら

スキルの活かし方

この記事は、会社員で得た経験やスキルを会社外で活かすための方法に悩みを抱えている難しさを感じている50代の方に向けて書いています。

長年の会社員生活で得たもの

会社員としての長いキャリアを歩んできた皆さん。

多くの経験を積んでこられて、スキルや専門知識を身についています。

日々の業務で体が覚えた技術や知恵、積み上げた実績。
嬉しいこともあれば、苦労話も事欠かないと思います。
これらは、あなたが一つひとつ心血を注いで培ってきた唯一無二の宝物です。

自画自賛だっていいんです。
あなたの経験やスキルは、誇らしいもです。
これを使って、少しでも誰かの役に立てたら、社会にちょっとでも還元できたら嬉しいなって、思いますよね。

特に、若い人や今悩んでいる人たちの未来が少しでも明るくなるようなアドバイスになれたら、それはとても尊いことだと思います。

やってみたいこと、取り組んでみたいこと

年を重ねてくると社会貢献や地域貢献の意識が強くなる、と聞きますけれど本当にそのようです(データ:野村証券 閑中忙あり 「定年退職後に取り組みたい活動」よりデータ引用)

さて、地域貢献や社会貢献とは、どんなものでしょうか?

ボランティア活動や地域のコミュニティ活動や町内会の参加や地域の伝統工芸や文化活動の振興に関与する取り組み。または環境保護活動や貧困支援など、社会問題に対して積極的に関与するなど、色々な形があります。

定年退職後に取り組みたい活動

地域貢献、社会貢献に自分の専門分野や職業経験をダイレクトに活かす方法としては、今までの会社に再雇用、再就職することもあれば、地元の中小企業やスタートアップに向けた経営アドバイスやコンサルティングなど地域ビジネスの支援。
あるいは地域の学校や商店街など地域コミュニティーなどでの支援活動もあります。

そのような自分の居場所を見つけられるなら、それは本当に素晴らしいことだと思います。

さて、地域貢献や社会貢献ですが、「コミュニケーション」や「報酬」が原因で問題がることも多いと聞きます。

理想と現実のギャップに戸惑う

今までの会社員としての環境を一旦離れて、新しく飛び込んだ活動する場所。

  ん?
  なんか想像とちがう。

私自身も同じ感覚をいだきました。

しかし、よくよく考えると今までの環境や職場を基準に今を比較したら、良くも悪くも違うのは当たり前。

よく聞くのが、職場環境や一緒に働く方たちとのコミュニケーションのすれ違い。

 気を使われている?? 
 周りから嫌がられている…のか???
 前と比べて、ちょっとおかしくないか?

新しい環境に勝手に先入観を抱いたり無意識であっても以前の状況を引きずっていると、これはちょっとキビシイですよね。

誰だってあたらしい場所で歓迎されたい

仮に周囲との温度差を感じて不満に思ったたら、概ね原因は次のようです。

  • 過去の成功体験をもとに価値観を押し付ける
  • ぼやく(職場環境や給与)
  • 新しいツールを拒絶する
  • 自分にとって都合が悪くなると年齢のせいにする
  • 武勇伝がうっとおしい
  • ダジャレを連発…
  • おせっかい

このコメントでキレてはいけません。
他人からみたあなたです。

きっとあなた取った行動は、あなたなりの理由があったと思います。

  • 価値観の押し付け → 成功例(じつは自慢)は同じ失敗を避ける手助けになると思う
  • ぼやく → 職場の改善点を明らかにしようとしている
  • 新しいツール → ついていけないので、迷惑をかける前に白旗を上げておく
  • 年齢のせいにする → 免罪符
  • 武勇伝 → 昔はもっと良かったと思う
  • ダジャレ → 職場の緊張感を和らげたい
  • おせっかい → 親身に親切にすることは良いこと

もちろん、みなさんの行動は善意ですが表現方法やアプローチが誤解を生むこともあるのです。

やった方が良いと思うこと

僕は会社を辞めて地域と関わるようになったとき、振り返ると価値観の押し付けやおせっかいはあったはずです。

わかりやすく言えば、「勝手な空回り」感でしょうか。

会社員時代に身についた意識は、時としてけっこう傲慢なところがあるんですよね(あくまでも僕の場合です)

例えば、
「もっと効率やりましょう!」
「よく今まで大丈夫ったな(口にはだしません)」
「以前の会社では」とか「以前の会社

よかれと思った提言でも、「会社で身についた考え方」が経験やスキル、考え方が「正」なんですよね

僕のとった行動を振り返ると、「ハズカシい」を取り越して、イタい・ダサい・ウザい。

自分のスキルや経験を伝えたい!とか地域貢献、社会貢献に取り組みたい!!なんて語る以前のレベルです。(あくまでも、わたしのことです)

まとめ

よく言われてますが

「企業をリタイヤするとただの人」

これ、本当です。

地域の中で自立して事業されている方とお話しすると、立派だなぁ~、と心から思うことが多々あります。
自立感や自己責任の濃度や向き合う距離感が違うんだろうと思っています。
学ぶことが多いです。

これからはどこに身を置いていたとしても、世の中の動きは読みにくいし、グローバル化や環境の変化のスピードは速く、身近な環境変化はあっという間にくるのだと思います。
そんな不確実さに対応する力は大切になります。

心理的な慣れ親しんだものとの違いに不安を感じるだろうし、個人のアイデンティティの一部を否定するようなものかもしれませんが、一旦リセットすることは大切だと思います。

ちょっと難しいかもしれないけれどね。

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