「PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)」という言葉を耳にしたことはありますか?
教育現場で用いられる手法で、プロジェクト型授業あるいは課題解決型授業と呼ばれています。知識の暗記などのような生徒が受動的な学習ではなく、自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育法です。
実はその応用は教育だけにとどまらなく、ビジネスや日常生活の中でも活用できます。
「課題解決」のアプローチは、これまで長い期間、ビジネスや日常生活の中でも中高年が得意とするところ。
これまでに培ってきた経験やスキルを再活用する絶好の舞台です。
私自身、教育現場での経験は全くありませんでしたが、全くのゼロからビジネスの現場で得たスキルをPBLで活かすことに成功しました。
今回は、私の実体験を交えつつ、教育に携わったことのない中高年の方々がPBLを通して自分のスキルを学生たちにどのように提供できるかについてご紹介します。
PBL(Project-based learning)とは?
PBLとは、実際の課題に取り組みながら学ぶ教育手法です。
従来の知識詰め込み型の学習や「座って聞く」の講義とは異なり、実際のプロジェクトに学生が挑み、問題解決の過程で学びを深める手法です。
単に知識を詰め込むのではなく、現実に直面する課題に挑むことが求められるため、自然と実践的なスキルが身につきます。
この仕組み、ビジネスの世界に似ていると思いませんか?
プロジェクト管理やチームビルディングといった分野に長けている中高年の皆さんにこそ、ピッタリのフィールドなのです
PBLに興味がある。でも教育現場の経験がない・・・
このブログを読まれている方々は、まず自分と「教育の世界」との関わりについて考えると思います。そこで、自分と教育のイメージがわかなく躊躇するかもしれません。
しかし、誤解です。
あなたの経験やキャリアの真価が問われるのは、むしろこのPBLの場なのです。
教育の経験がなくても、ビジネスで培ったスキルは、学生たちにとって貴重なリアルの教科書となります。
あなたのスキルや経験がどのように活かされるかを掘り下げてみます。
なぜ?…教育経験現場の経験がなくても大丈夫なのか?
ビジネスや日常生活への応用
PBLは、教育現場だけでなく、ビジネスのプロジェクト管理やチームビルディングでも応用できる手法です。
あなたが実社会で培った進行管理のスキルや、リーダーシップ、チームの協働を促す能力は、学生たちが実際のプロジェクトを成功させるために必要不可欠なものです。
問題解決のプロセスにフォーカス
PBLは単なる「学び」ではなく、実際の問題を解決する過程に焦点を当てています。
教育に関わったことがない方でも、ビジネスの世界で日々問題を解決してきた経験があれば、学生たちの成長をサポートするのに十分なスキルを持っています。
新しいアイディアを生み出すと、工夫すること
実際の課題に取り組むことで、新しいアイデアや創造力を引き出すのがPBLの特徴です。
ビジネスの現場で培ってきた新しい視点やアプローチ、あるいは創意工夫は、学生たちにとっても大きなインスピレーションとなります。
実際のPBL参加体験…教育経験ゼロからのスタート
教育の世界に全く関わったことがない私が、初めて大学のプログラム型授業に参加し、学生の声を聴いて感じたのは、授業での学びと実社会の実践との大きな違いです。授業では教授から多くの知識を学びますが、その内容が実社会で必ずしも再現されるわけではありません。
これは、教育の質の問題ではなく、教育現場と実社会の間にある実務経験の差だと思います。学生たちは理論を学ぶと、それを試してみたくなるものです。そんな時、彼らが求めるのは現場で培われたリアルな知恵です。
だからこそ、教育のプロである必要はなく、むしろ実社会での経験を持つプロが求められているのです。
PBLに参加するとは?
教育現場の経験がない私かみて、PBLは、単なる教育手法ではありませんでした。
あなたがこれまでに培ってきたスキルや経験を教育現場に活かせる新たな舞台です。
教育現場に縁がなくても、実社会での経験こそが学生たちにとっての大きな価値となります。
PBLに参加することで、あなたのキャリアを次のステージに進め、新しい自分の発見につながります。私もこの経験を通じて、自分の新たな一面に気づきました。ぜひ、あなたもPBLを通して新たな挑戦に踏み出してください。